谷村美月の主演映画であるということ。
ご当地映画で、ご当地での先行公開から全国公開まで半年のブランク。
ネット上での酷評。
などなど、見る前から相当に覚悟を決めていたんですが、
近所のツタヤとゲオでレンタルしてないんですよね。
そんで、宅配レンタルしてまで見たんですが、
まあ、泳ぐ前に準備運動はするもんだなというか、
『サルベージ・マイス』見る前には心の準備しておくもんだな、と。
この記事のBGMにどうぞ。
映画の製作者、何考えてたんだろうな?と。
これでいけると思ったんだろうか?
脚本ができた時点で、こりゃだめだろと思わなかったんだろうか?
ていうか、それ以前に、対象年齢何歳で、どれだけの収入上げる目標があったんだろうか?ビジネスとしてのつめはどうなのよ、と。
一応娯楽作品ということで、世の中に数あまたある役所の観光課が一枚かんでいるご当地映画とは一線画しているかもしれません。
泣けないのに泣かせようとするとか、無駄に郷愁を呼び起こす演出がないのは、いいところなのかもしれません。
しかし、まあ、ご当地映画というか、田舎自慢というのは、その土地のものでないとしても、傍で聞いているだけだとしても、こっぱずかしいというのは何でなんでしょう
実のところこの手のご当地映画一番すきなのは、東京の人たちで、日本で一番でかい町だから、自分たちが田舎自慢やってることに気づいていないだけなんでしょうな。
『サルベージ・マイス』
何を語っていいのかよくわからないと子なんですが、
谷村美月、いったい何やってんの?って感じです。
最近めっきり減った主演作品ではないですか。
もうちょっと役について煮詰めてくださいよ、とか思うんですけど、
脚本ともども、谷村美月自身自分の役柄について、気分が乗っていないのがよくわかる。
運動神経いいのはわかるんですが、空手家の長野ジュリアと一緒に並ぶと、まー、強そうには見えません。
なんで谷村美月この映画に出なくてはならなかったのだろう?
『リアル鬼ごっこ』が名作に思えてしまう出来なんですが、
わたし、谷村美月のかなりのファンなんですが、
彼女は、主役向いていないのかなとかなり本気で思うようになってきました。
やはりというか、お約束事の、緊縛シーン。
このためだけに出演したんだろうか?と下種の勘ぐり。
谷村美月のことはなかったことにして、
長野じゅりあの主演作品と意識を切り替えてみると、
それなりに見所あるんですね、この映画。
ロンドンオリンピックで日本が金メダルを獲得したのが、女子レスリング、女子柔道と、女の格闘技ばかりで、
なんだかなぁ、と思っていたんですが、
まあ、ナデシコもサッカーで格闘技っちゅやあ格闘技なんですが。
そんで、ついそれら選手を思い浮かべてしまい、
「空手美少女?長野じゅりあ?なんじゃそりゃ?」
と思ってしまうんですけど、
まあ、空手という付加価値を踏まえてなんですが、
けっこう可愛い。
鼻の詰まったような声も、聞きなれると、かわいらしく感じる。
空手ポーズのときの腰の入り方がいかにも本物。
その上、よく見るとパンチラ。しかも黒色。
下手な演出、下手な編集、とか思いながら見ているんですが、
このパンチラひとつで、「おおっ」と感心してしまうのが男の情けないところ。
格闘技やってる割には、体細いように思われます。顔面もつぶれてないし。
それでも、女の芸能人一般と比べると、がっちりしているんですが、
それにしたところで、体重絶頂期の谷村美月のほうがたぶん太かった。
わたし的には、女の太ももってこのくらいないと興味感じないんですよ。
なんか、続編に含みもたせたようなラストでしたけど、
まあ、ないだろうな。
わたしの近所のツタヤとゲオに置いてないという時点で、とことん商売として失敗している作品のようですし。
この映画、長野じゅりあ以外は非常に残念な作品なんですけど、
何が残念なのかというと、
意味もなく谷村美月にキャスティングしたことがでかいのではなかろうか。
長野じゅりあ中心にすっきりまとめるべきだったんでしょう。
ラストで、ももクロの歌が流れます。
おそらくこのままやみに埋もれるだろう『サルベージ・マイス』野中で唯一日のあたる場所を感じさせるももクロの歌です。
この歌が流れると、救われたような気になるのですが、
続編作るんだったら、
長野じゅりあ+ももクロのメンバーの戦隊ものにしたら、相当受けるんではなかろうか?
ももクロは最近忙しそうですけど、
長野じゅりあの次回作には、そういうノリを期待したいところです。
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『サルベージ・マイス』
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